2011年11月3日

ロス・ラブグローブの腕時計とコラーニ教授の腕時計

ロス・ラブグローブのデザインしたものはどうもその有機的なデザインが表層的であまり興味がなかったのですが、腕時計はつい手に取ってしまい、そこでいまさらながら発見しました。
発売してから2年程経つモデルなんですが、なんとこの時計は尺骨(手首の外側に出っ張った骨)をネタに使用していたんですね。大ぶりなチタン製の時計は尺骨を覆う様になっており、その尺骨に合わせて腕にはめるとちょうどいい、とのことなんですが、、、どうも尺骨に合わせると文字盤部分が手前に来過ぎ(それは狙っての造形かもしれませんが)、また文字板手前の造形も腕に沿わずしっくりきません。もっと極太の腕だともうちょっと良いのかもしれませんが、身動きしないソリッドなかたまりならもっと腕になじむ造形にすべきです。
肝心の装着感が良くないので「有機的なフォルムにしたいから、装着感はともかく尺骨を覆ってみたバイオデザイン風な時計」と言われてもしかたがない時計ですね。


裏はこんなです。腕になじませるのなら背面はもっと湾曲させるべきです。


専用のケースも尺骨部分が出っ張ってました。人はこんなに出っ張ってませんw


そこで、本家登場。コラーニ教授がデザインした、ULNA(尺骨)WATCHです。尺骨は覆う、でなく避けるデザインです。言わずもがな、腕への装着感は圧倒的にこちらが良いですね。


裏蓋にはULNAはここよ、の刻印があります。


もう1本。wing1。このシリーズは尺骨部分は金属でなくベルトなので、腕の細い方にもよりフィットします。(実際レディースモデルも存在します)



腕時計のデザインに尺骨を取り入れているのがコラーニ教授のデザインへのオマージュなのか、リスペクトなのか、単なるパクりなのかは知りませんが、下手に尺骨をからめて有機的なデザインをし、結果装着感アウト、ではこういう突っ込みをされるので、からめないで(他の製品同様)単に有機的なデザインだよ、としていれば良かったんでしょうね。