2012年3月4日

VENTURA SPARC MGSや折れた時計達

先日VENTURAのSPARC MGSを触ってきました。(サイトはこちら。VENTURAって、最近見てなかったのですが、いつの間にかこんなの出てたんですね。SICURA-MENメンバーKさんに教えて頂き見てきた次第です。)いわゆる自動巻の時計にある様な半円形の円盤、ローターが手の動きで回転することにより発電しデジタル時計を駆動する、という時計なのですが、そのローターを時計裏面でなく、前面上部にもってきている時計です。下の画像、分かりにくいのですが、上側の黒い窓がそれです。


腕に巻いた状態。デカイです。時計本体だけで腕の幅以上ありますかね?


「折れた時計」仲間、私のBeo watchとの比較です。厚み、重さ共に圧倒的にSPARC MGSの方が上です。


と、ショップで見せて頂いたのですが・・・デカくて厚い時計は好きなはずなんですが、カッコイイはカッコイイんですが・・・なんで、こういま一つ惹かれないんでしょうね??最初のV-TEC ALPHAの様な「スマートなプロダクトデザイン的なカッコよさ」を感じられないからですかね?もしかすると投影面積がデカくても、もっと薄いと良いのかもしれません。サイトの画像には無い、VENTURAの赤いVマークも本体中央に追加されていて、それが遠目にハートに見えちゃうのもクールさに対してマイナス要素になってる気がします。

とか、書きながらサイトをいろいろ見ていたら、そもそもの基本造形が初代のV-TEC ALPHAから変わっていたことに気がつきました。まずは昔のV-TEC ALPHA。このように上下の側面はそれぞれのトップ面に対してほぼ90度になっていて(内側に曲がっていて)、「そもそもまっすぐな板状の本体だったのが折れちゃったよ感」が出ていて非常にカッコイイです。


それに対して今回のSPARC MGS。(画像左はBeo watch)上下の面はトップ面の角度に関係なくまっすぐに(外側に広がり方向に)落ちています。中身の事情的にはこの方が外装にだ肉もなく、作り易く、ムーブも組み易い等あるかとは思いますが、、、このことにより上記デザインのキモである「折れちゃった感」が無くなって、「ただの大きいこういう造形の塊」となってしまってます。しかもこの造形はSPARC MGSだけでなく、現行のV-TEC ALPHAもいつの間にかこの造形になってしまっている様です。うーん、残念。。。ていうか、その新型のV-TEC ALPHAをベースにしている、ということですね。(追記:現行品の全てのV-TEC ALPHAのディティールがこうなったのでは無く、ブラックイオンコーティングされたこのモデルのみ前のままのデザインで売られていますね。)


・・・そもそもこの自動巻発電の機構は当初下のデザインで製品化されると告知されていたと思うのですが、このデザインはローター抜きで(=ただのベローンと長いデザインとなってしまった)V-TEC SIGMAとなって製品化されています。SPARC MGSにはやはりこの回転体のローターの窓を必要最小限にし、その丸い窓と相性の良いこちらの有機的なデザインで実現して欲しかったですね。。。


と、ちょっと残念だったので、以下、折れた時計の画像を昔のサイト等から何枚かアップ。まずは初代V-TEC ALPHAとBeo watch。


70年代初頭に出たOPTEL社の世界初液晶デジタルムーブを搭載した、ダースモールの様に頭にプッシュボタンのあるデジタル時計。メーカー名等不詳です。


これも70年代のフォードの折れたデジタル時計。電池蓋が前面にある時計ってあまりないですね。ムーブはホイヤーかと思われます。


最後は「折ることが出来る」時計、シンクレアのFMラジオ内蔵時計。


腕に巻いた状態。ジャイアントロボの様なジャバラの関節がカッコヨイ。


以上、最初はさくっとSPARC MGSを紹介するだけのつもりだったのですが、妙に濃い内容になってしまったアップでした。

 追記こちらでより有機的なデザインになったSPARC SIGMA MGSを紹介しています。