2019年6月23日

その後の再生SYNCHRONAR

FUTURE FUNKのドラム回転デジタルモジュールの移植を試みているシンクローナの魔改造  再生、ちょっとずつ進んでいますので、こちらのページに追記しています。大分いい感じになってきましたので、ご覧頂ければと思います。

SEIKO Sportsmatic 5 / セイコーの宇宙っぽい時計

国産の宇宙っぽい時計、以前にこちらでシチズンの時計をアップしましたが、今度はセイコー版です。1964年製のセイコーの自動巻きの時計、スポーツマチックです。セイコーでこの雰囲気の時計は珍しいですね。文字板外周に退避されたインデックス、その文字板にベルト幅とほぼ同幅で入る微細な縦スリットの帯、十字に切られた細い線、4隅の角が尖ったトノーケース・・・とても宇宙っぽくてカッコイイです。(ここで言う宇宙っぽいというのは、俗に言うスペースエイジ感とか、過去の未来感とか、もしくは純粋に未来っぽくてカッコイイとか、そんな感じをまとめて言ってます。)


ケース、風防ともにかなり傷だらけだったのですが、磨いて大分綺麗になりました。


ベルトはオリジナルではありませんが、ウレタン製の良く似合うものが付いてました。リューズは埋め込みリューズです。


文字板拡大。シャープな針、きちんと囲われたデイデイト表示、スリット上にぽつんと1つだけ置かれた12時位置の箱型インデックス等、良く吟味された各ディティールの集合のバランス具合が非常に良い宇宙っぽさで、シチズンのざっくりな宇宙っぽさとは違った繊細さを感じます。


以上、セイコーのスポーツマチック5のご紹介でした。(しかし、55年も前の製品が懐古趣味的でなく、今でも純粋にカッコイイ、しかも腕に巻けばちゃんと動いて機能を果たすってすごいことだと思います。同年代の1960年代の昭和な量産プロダクトでそういうものって他にはないですよね。そこが腕時計の面白さでもあると思います。)

2019年6月22日

SANDOZ Duplex / SANDOZのレトログラード風時計入手

これまでエルメスの時計VOID WATCHESのV02の様に「レトログラードでないのに文字板半分で時刻表示する時計」をご紹介してきましたが、今回のSANDOZの70年代の時計も同種の時計です。(またも@solaponz_bkkさんから情報を頂き、入手することができました。ありがとうございました!)長針、短針それぞれが両方に色違いで伸びており、文字板上面に現れている針の色と同色の数字を見ることにより現在時刻を知ることができます。12時近辺にある白い丸は秒針でこれは360度ずっと出ています。ちなみに画像の状態で12時54分58秒です。


腕に巻いた状態。パキパキした面構成のケースがカッコイイです。風防はガラス性で文字板半分を隠す黒ベタ印刷がSANDOZ Duplexの文字と共に裏面印刷されています。6時位置に縦にレイアウトされた曜日と日にちの部分は黒ベタ印刷は抜けているので、そこから時刻を示さない反対側の針(画像では緑の分針)が見えちゃいます。


金属ベルトはオリジナルではなかったので革ベルトに交換してみました。文字板もほとんど真っ黒なので、思いの外似合います。


しかしまぁ、相変わらずぱっと見時刻は分かりにくいですw と言いますか、アナログ時計ならではの「針の物理的な角度具合で大体時刻を知ることができる」ということがアナログ時計なのにできない、(時刻を知るには目を凝らし針先の数字を読み込まないと時刻を知ることができないという)面倒な時計です^ ^


で、この時計はずっと探していたのですが、以前にこの時計のNOSなケースだけは先行して入手してました。

ので、早速交換。今回入手した時計もかなり綺麗ではあったのですが。


文字板です。やはり上側だけに数字が印刷されています。しかし針の程度はかなり悪いので、この時計もケースだけ新品に交換されたのではと思われます。いつか針の塗装のし直しをしたいなと思います。


最後に同種の3本のカット。VOID WATCHのページにも記載しましたが、右のV02はSANDOZの上下をひっくり返した感じですね。


ちなみに最近ではXERICから同様の構造の機械式時計が多々出ていたりとか(下にamazonへのリンク張っておきました)、Kickstarterでこんなのも出てきている様です。Kickstarterのは時針が十字になっており分針もない潔さですね。デザインがイマイチなのが惜しいですが。どれも基本メカ構造は現行機械式で出来るのでそう高くなく作れるのが良いですね。

    

Amazonをうろうろしてたらこんなのも見つけました。これも安くて結構まともです。意外とこの時刻表示手段の時計は最近多々出てきていたのですね。


以上、SANDOZのDuplex及びその他の同様の時計のご紹介でした。

2019年6月15日

Marumanのカレンダー内蔵ベルト

マルマンの1970年代のカレンダーを内蔵したベルトです。下の画像の様にバックル部の窓に1ヶ月分のカレンダーが表示されています。月の変更は巻物状態で格納されているカレンダーの帯を上下にある小さいギヤを爪でチキチキ回して変更します。


普通のバックル部とそう厚さは変わりませんが、バンドとしての長さ調整はできません。


カレンダーの最初の部分。71.4〜72.10とあります。何故に4月からなのでしょう?新学期や入社時期に合わせての発売だったのでしょうか?で、10月まであるのは物理的に巻くことのできる紙の長さの限界まで延ばしたからでしょうか?


カレンダー終わりの部分。「つぎのCALENDARにおとりかえください。」とあります。なんとカレンダー部は別売されていたのですね。


背面。開けてませんが、きっとここをマイナスドライバーなどで開けて交換するのでしょう。


窓部は結構カマボコ状に出ています。wena wristもびっくりです。


で、このベルトがついていたのはシチズンのこの時計、SEVEN STAR Custum Deluxe。黒ベースにオレンジx夜光の組み合わせが針とインデックスでお揃なお洒落さんです。ベルト目的での購入でしたが、時計部もかなり良かったです。


特殊な形のラグですので、おそらくこのベルトがオリジナルかと思われますが、確証はありません。


この時計にこのベルトが似合っているかと言えばイマイチな気もしますし。。。


で、このカレンダー内蔵バックル部がこのベルトのものかも確証はありません。もともと普通のバックル部だったこのベルトにこのマルマンのバックル部を移植した可能性が高いです。シチズンがマルマンにOEMで作ってもらったにしてもMarumanロゴの入った製品は出しそうもありませんし。そもそも1コマが大きいこのベルトでバックル部で長さ調整できないのも辛いですし。。謎です。


で、下は一緒に撮影した、昔買った同様にカレンダーを内蔵したエクステンションベルトとウオッチバンドカレンダーです。


更に下は以前にアップした、昔腕時計展を開催した時に私が作って販売した「西暦2101年1月のカレンダー(2100年まで完全無修正カレンダー内蔵の腕時計シンクローナ2100が2101年1月になった時に必要になるウオッチバンドカレンダー)」と「腕時計に自分の名前を付けることを可能にした世界初の画期的なネームタグ」です。


という訳で、製品としての真相は謎なMarumanのカレンダー内蔵バックル、その他のご紹介でした。

2019年6月10日

VOID WATCHES V02 / ヴォイドウオッチ V02

 2008年にプロダクトデザイナーのDavid Ericsson氏が創業したスウェーデンの腕時計ブランド、VOID WATCHESのV02です。ステンレス鏡面仕上げの外装の下半分だけに窓があり、そこからアナログの針で時刻表示をします。いわゆるスカンジナビアンなデザインといったところでしょうか、非常にミニマルでカッコイイです。ヤフオクをパトロールしてたらたまたま見つけ、だれにも入札されることなくスタート価格の3,000円で入手できました。(今はこの後継モデルV02 MK2が$295で販売されています。Amazonではこちらで販売中)発売はもう何年も前なのですが、私は今頃知ってこのV02の初号機を購入した次第です。


インスタにアップした画像。鏡面仕上げの時計はいろいろ映り込んで撮影しにくいですね。で、この時計の時刻表示手段ですが、以前にご紹介したエルメスの怪しい時計とほぼ同じで、長針短針が両方に伸びており、エルメスの時計は針の長さ違いでゲージの読む箇所を変えて時刻表示をしてましたが、この時計は針を前端後端で赤白で塗り分けており、現在出ている針の色と同じ色の文字板上の数字を読むことにより時刻を知る様になってます。(ちなみに下の状態で10時10分です。秒針はありません。)
この手段は後にご紹介予定の70年代のSANDOZのDuplexと同じです。基本同じ構造なので、本体上半分を使用しての表示ではあまりにDuplexのまんまになってしまうので、下側の窓にしたんですかね?デザイン自体は全く異なるので、現代風にリスペクトしたという感じで良いのですが。


腕に巻いた状態。ピッカピカでハコハコしててカッコイイです。


ほぼ同じ表示手段のエルメスの時計と。


本体の鏡面具合はこのくらい映り込む程ピカピカです。指紋も付きまくりますがそれを随時愛でる様に拭くものなのだ、というスタンスですね。


裏面。デザイナーのDavid Ericssonさんサインの刻印があります。


裏蓋を開けてみました。中央にMIYOTAのムーブが入ってました。


で、文字板はこんなでした。方位磁石の様な針でエルメスの時計の上下をひっくり返した様ですね。右下にはJAPAN MOVMTの印刷があります。分かりにくい上に大雑把な時刻しか分からない時計ですw


で、このVOID WATCH V02という時計は上の初代モデルのデザインをマイナーチェンジしたバージョンMK2が現在販売されているのですが、先日Amazonのタイムセールで15%オフで販売されていたのでついポチッてしまいました。その開封の儀を以下にアップしましす。

まずは届いたパッケージ。シンプルですね。


中には黒い箱が収まっており、


開けた状態です。蓋の裏に取説などがありました。


簡単な取説、というか時間の見方の説明書と、


日本語による時刻の見方の説明書も入ってました。


で、取り出してMK2と初代を並べた状態。左のMK2は鏡面仕上げでなく、細かい梨地処理で指紋が付きにくくなっています。(他にヘアーライン仕上げ、ゴールドケースもある様です。)また文字板もより詳細な表示になり針も細くし何分かまで分かる様になっており、秒針も追加されています。


手前初代、奥MK2。「何時なのか分かり難い」「指紋がベタベタ付く」などの初代モデルへの野暮なユーザークレームに真面目に対処してしまった結果か、もしくはよっぽど初代が売れなかったのか、対策としてやはり時計としての時刻の読みやすさのアップと指紋の付かない外装を再考してか・・・初代のとんがった部分が軒並み削除されてしまった感濃厚なMK2。


確かに指紋は付かないのですが、この梨地感、外装素材をチタン外装に変更したのならまだ納得でしたかね。また時刻表示も細かくはなったのですが、肝心の数字がより小さく、また赤文字の印刷の彩度が低く背景の黒と同化してしまい、結局読みにくい時計になっちゃてます。明るい屋外ならまぁ見えるのですが、暗めの室内だと赤文字はほぼ読めません。。


と、まぁ多少の見にくさはあるものの、カッコイイ時計ではありますので、オススメな時計ではあります。以上、VOID WATCHESのV02のご紹介でした。





2019年5月29日

OMEGA Seamaster MEGAQUARTZ 32KHz / オメガ メガクオーツ

またオメガの巨大な時計です。70年代のSeamasterシリーズのクオーツ時計、MEGAQUARTZなんですが、このステンの塊感がすごいです。3針の時計なのにクロノグラフの様にリューズ上下にプッシュボタンがあります。(指では押せずペン先等で押すタイプのボタンですが)


正面から。デカいです。SpeedMaster125のエッジをちょっと丸くした感じです。曜日はフランス語表記です。


反対側から。時針分針がシルバーでなく、マットな金(というか薄黄色な感じ)なのがまた良いです。オメガのアップライトのマークも金色です。


腕に巻いた状態。でかくゴツいです。ザリガニブレスのスピードソニックもでかいのですが、ベルトの構造が中空なので、ここまで重くありません。


窓際でもう一枚。ケースとベルトの一体感のあるデザインは125と言うよりほぼ同時期のセイコーの初期デジタルの06LCAっぽいです。(大きさは二回り程大きいですが)


リューズ上のプッシュボタンは秒合わせのボタンで押している間だけ秒針が止まる、いわゆるハック機能の様なスイッチです。下は日にち送りのスイッチです。


背面。裏から見るとまたゴツいです。中央にSEAMASTERマークの刻印があります。


裏蓋を開けた状態。コイル部には扇型のカバーが付いていました。固定はされておらず、乗っているだけでした。


しかし、久しぶりに重い時計を腕に巻いた気がします。重い時計と言えば、同オメガのクロノクオーツなんですが、追って重さの比較などしてみたいと思います。以上、オメガの巨大なクオーツ時計のご紹介でした。

2019.05.30. 追記・・・他のオメガのゴツい時計と比較してみました。まずはクロノクオーツと。でかさ、重さではやはりクロノクオーツにはかないません。メガクオーツの重さ144gに対し、クロノクオーツは重さ158gで、これは標準的なAppleWatch(SERIES4、アルミ44mmケース)4.3本分です。


次はスピードソニックと。スピードソニックもごついはごついのですが、ザリガニベルトの中は中空なので、見た目よりは軽く133gと、3本の中では一番軽量でした。(それでもApple Watch 3.6本分ですが^ ^)


クオーツアナログ、音叉クロノ、デジアナとそれぞれとんがっていて良いですね。以上、オメガの重量級時計の重さの比較でした。