2019年7月15日

ZODIAC ASTROGRAPHIC / ゾディアック アストログラフィック

ゾディアックのアストログラフィックは70年代のスペーシーな変態時計系ではあまりにド定番すぎて今まで手を出していなかったのですが、価格も手頃で程度も良いものが出ていたので、つい2つ程手を出してしまいました。

まずは大きい四角いケースのアストログラフィック。ブルーメタリックの文字板に宙に浮いた様な時針分針、赤丸の秒針。スペーシーです。


反対側面から。ベルトもオリジナルでかなりの太さです。


背面です。ゾディアックのマークがどーんとあります。印刷ですかね?


同様な四角ケースのPlymouthのメカデジクロノと。アストログラフィックもでかいはでかいのですが、これと比較すると一回り程小さいですね。


で、2本目。(入手はこちらが先でしたが)丸くてちんまりとしたレディースサイズです。この時計にレディースの需要のあった70年代が素敵です。


正面から。ベルトはオリジナルは14mmですが、細く短い為、16mmベルトの取り付け部の幅を14mmに切って付けてます。


2本並べた状態。大と小、角と丸、青と白、ステンベルトとスウェード調ベルトと、どれをとっても対照的な2本。


やはりあまりに定番すぎて書くことがあまり無いですね。。以上、ゾディアックのアストログラフィック2本のご紹介でした。

カレンダー内蔵ベルト / わたしのwena

以前にこちらにバックル部にカレンダーを内蔵した時計をアップしましたが、また同様なベルトを入手しました。今回は1ヶ月表示のカレンダーではなく、曜日と日にちを表示するカレンダー機能を持つエクステンションベルトです。
おそらく1950年代の物で、ハミルトンのベンチュラが似合いそうな、思いっきりアメリカンな雰囲気ですが、曜日に「木」と出ているので国産かと思われます。(中央の菱形の中にはCalendarと記載されています。)右のスイッチ、上が曜日送り、下が日送りで両方同時に押すことができる様になっています。左のボタンは日の10の位をアップするものです。毎日右のボタンを同時に押すことにより当日の表示をするのですが、日表示は31を過ぎてもそのまま32、33とカウントアップしていってしまいますw


裏面です。Snake Calendarの表記があります。


側面です。表示窓部は球形のレンズ状に凸になっています。背面は腕になじむ様に湾曲した形をしています。この薄さに良くメカデジなカレンダー機構を詰め込んだものです。


前にアップしたマルマンのカレンダーベルト(シチズンの時計から他の金属ベルトに移植しました。)と。今回のものはかなり小さいです。


更に以前に入手したカレンダー内蔵ベルト(中央)との3ショット。奥から50年代、60年代、70年代のものになります。


で、今回のベルトを時計に付けた状態。以前にアップしたSONY x SEIKOダブルネーム時計。数少ない私所有の金時計です。


で、この「バックル部に機能を持たせたベルト」と「ソニーの時計」の組み合わせはまさにソニーのバックル部にスマートウォッチ機能を持たせたwena wristと同じですね。ということで、「#わたしのwena」のハッシュタグを付けてインスタにアップした動画がこちらです。(ソニーのwena専用のアプリには「#わたしのwena」のハッシュタグ付きでインスタに自分のwena wristの画像をアップすることができる機能があり、インスタ上に様々な時計とwenaの画像がアップされています。)



このソニーのwena wrist風な組み合わせ、マルマンのカレンダー内蔵時計でも前にインスタに動画をアップしていました。こちらです。

動画が白黒なのは金ケースのSONY時計にシルバーベルトを付けているので、その無理矢理感を消す為に白黒でアップしました^ ^
本来はこの金ケースと同じセイコーの時計を入手したので、シルバーケースに入れ替えてアップしようかと思っていたのですが、金ケースから中身を出そうとしたところ、オシドリが固着してびくともせず、リューズを抜くことができなかったのでモジュール入れ替えを諦め、とりあえずそのまま金ケースにシルバーのベルトを付け白黒でアップした次第です。これもそのうちショップでバラしてもらい、入れ替えをしようと思います。(今回のエクステンションベルトには金ケースはちょうどよかったのですが。)下はドナーのシルバーケースのセイコーの時計と入れ替えようとしているSONY時計とバックルカレンダーです。


以上、カレンダー内蔵時計のアップでした。

2019年7月8日

Revive SYNCHRONAR / シンクローナの再生 その2

再生シンクローナの件の続きです。不動になってしまったオリジナルのソーラーLEDモジュールの復活を諦め、FutureFunkのドラム回転クオーツメカデジのモジュールの組み込みでシンクローナの再生を試みている訳ですが(以前のアップはこちら。go to previous step. )、大分3Dデータもまとまってきたので、DMMの3Dプリント出力にかけました。

行程のアップの前にまずは完成形の画像です。以前にも似た様な画像アップしましたが、ケースはシンクローナに倣い半透明の赤アクリルで、サイドボタンは板バネでなく独立した4つのボタンで構成し、全ての操作も可能となっています。


で、まずはモデリング完成した状態。両サイド4箇所に長丸のプッシュボタンがあります。DMMでの出力前提なので、肉厚をあまり攻められない(使用する3Dプリンター自体の能力的にはいけるはずなのですが、DMMのリスク回避の為と思われる肉厚制限)のもあり、ケースは大分ぼてっとした感じになってしまいますが、まぁ、しょうがないです。


バラした状態。上からシンクローナのオリジナルのケース、透明窓(アクリルの切削で作成済み)、新規のケースその1、新規のケースその2に入る4つのプッシュボタン、フューチャーファンクのモジュール、新規のケースその2、です。


完成予想図。ケース内面は黒く塗りたいところですが、そうするとケースのクリアな感じが無くなってしまいますね。


で、必要なパーツをSTL書き出しをし、DMMにデータ出し。プッシュボタンは予備用に倍の数つくりました。これで送料込みで3,615円(アクリル、Ultra Mode)で作れます。


1週間程で納品されたケースです。これが思いのほか非常に良い出来で驚きました。これまでDMMの3Dプリントは焼結タイプのざっくりしたナイロン出力しかしたことがなかったのですが、これは綺麗です。プリンターは3D SystemsのProJet3500HD Maxを使用している様ですが、アクリル樹脂のインクジェット積層タイプの3Dプリント出力、今更ながら見直しました。すごいです。しかも色は赤は不透明しかないとのことでしたが、完成品は肉厚が薄いのもあり、かなり透明クリアな感じでよかったです。


で、早速組み込んだ状態。非常にいい感じです。クリアランスは基本どこも0.2mmとってます。


シンクローナケース裏面に透明窓と上ケースを入れた状態。かなり精度良く収まってます。(と言いますか、かなりしつこくシンクローナのケースを採寸したからではありますが^ ^)


ケーシング完了な状態。ほぼ完璧です。素晴らしい!時計のケースとしては防水性はゼロですが^ ^


ステンのカバーに納め、ベルトを付けた状態。完璧です。どうしましょう!カッコ良すぎです!


腕に巻いた状態。カッコイイ!腕時計として機能するシンクローナは何年振りでしょう。実際は上でアップしたCGの様に側面の縦壁はかなりの量なのですが、腕にはめるとある程度腕に埋没し、そう目立ちません。とは言うものの、やはり側面は黒で出力した方が目立たずごまかせていいかもしれません。


正面から。シビれます。カッコイイ!


動いてる状態です。デモモードからの3:39→4:40。



シンクローナはベルト自体はステンの上ケースに固定される為、腕に巻いても3Dプリントケース自体には力がかからないので、そう壊れることは無いかと思いますが、それでもやはり実用にはちょっと不安ではあります。

とりあえずこれで一旦完成ではありますが、次のプテップとしては全て金属外装化とバッテリー交換が可能で防水性を確保したケース設計、といったところでしょうか。そもそもシンクローナのデータ自体はあるので、シンクローナの顔をした上下割りの新規ケースを作った方が早く効率的な気もしますが・・・乞うご期待!ということで。

以上、再生シンクローナのお話でした。

2019.07.10. 追記・・・インスタにアップした画像をこちらにもアップしておきます。3Dデータの下から見上げた図、です。金属外装でなく、プラスチック外装で量産できたあかつきにはこんなクリアな成型をしたいものです。

2019年6月23日

SEIKO Sportsmatic 5 / セイコーの宇宙っぽい時計

国産の宇宙っぽい時計、以前にこちらでシチズンの時計をアップしましたが、今度はセイコー版です。1964年製のセイコーの自動巻きの時計、スポーツマチックです。セイコーでこの雰囲気の時計は珍しいですね。文字板外周に退避されたインデックス、その文字板にベルト幅とほぼ同幅で入る微細な縦スリットの帯、十字に切られた細い線、4隅の角が尖ったトノーケース・・・とても宇宙っぽくてカッコイイです。(ここで言う宇宙っぽいというのは、スペーシーとか、スペースエイジ感とか、過去の未来感とか、もしくは純粋になんか未来っぽくてカッコイイとか、そんな感じをまとめて言ってます。)


ケース、風防ともにかなり傷だらけだったのですが、磨いて大分綺麗になりました。


ベルトはオリジナルではありませんが、ウレタン製の良く似合うものが付いてました。リューズは埋め込みリューズです。


文字板拡大。シャープな針、角丸できちんと囲われたデイデイト表示、スリット上にぽつんと1つだけ置かれた12時位置の箱型インデックス等、良く吟味された各ディティールの集合のバランス具合が非常に良い宇宙っぽさで、シチズンのざっくりな宇宙っぽさとは違った繊細さを感じます。また、文字板の繊細な縦スリットは左右に振るとモワレっぽくなり、それがSF映画などで未来から何かがやってきた時の背景のエフェクトの様で、針が未来からやってきた様でもあります^ ^


以上、宇宙っぽくてカッコイイ、セイコーのスポーツマチック5のご紹介でした。(しかし、55年も前の製品が懐古趣味的でなく、今でも純粋にカッコイイ、しかも腕に巻けばちゃんと動いて機能を果たすってすごいことだと思います。同年代の1960年代の昭和な量産プロダクトでそういうものって他にはないですよね。そこが腕時計の面白さでもあると思います。)

2019年6月22日

SANDOZ Duplex / SANDOZのレトログラード風時計入手

これまでエルメスの時計VOID WATCHESのV02の様に「レトログラードでないのに文字板半分で時刻表示する時計」をご紹介してきましたが、今回のSANDOZの70年代の時計も同種の時計です。(またも@solaponz_bkkさんから情報を頂き、入手することができました。ありがとうございました!)長針、短針それぞれが両方に色違いで伸びており、文字板上面に現れている針の色と同色の数字を見ることにより現在時刻を知ることができます。12時近辺にある白い丸は秒針でこれは360度ずっと出ています。ちなみに画像の状態で12時54分58秒です。


腕に巻いた状態。パキパキした面構成のケースがカッコイイです。風防はガラス性で文字板半分を隠す黒ベタ印刷がSANDOZ Duplexの文字と共に裏面印刷されています。6時位置に縦にレイアウトされた曜日と日にちの部分は黒ベタ印刷は抜けているので、そこから時刻を示さない反対側の針(画像では緑の分針)が見えちゃいます。


金属ベルトはオリジナルではなかったので革ベルトに交換してみました。文字板もほとんど真っ黒なので、思いの外似合います。


しかしまぁ、相変わらずぱっと見時刻は分かりにくいですw と言いますか、アナログ時計ならではの「針の物理的な角度具合で大体時刻を知ることができる」ということがアナログ時計なのにできない、(時刻を知るには目を凝らし針先の数字を読み込まないと時刻を知ることができないという)面倒な時計です^ ^


で、この時計はずっと探していたのですが、以前にこの時計のNOSなケースだけは先行して入手してました。

ので、早速交換。今回入手した時計もかなり綺麗ではあったのですが。


文字板です。やはり上側だけに数字が印刷されています。しかし針の程度はかなり悪いので、この時計もケースだけ新品に交換されたのではと思われます。いつか針の塗装のし直しをしたいなと思います。


最後に同種の3本のカット。VOID WATCHのページにも記載しましたが、右のV02はSANDOZの上下をひっくり返した感じですね。


ちなみに最近ではXERICから同様の構造の機械式時計が多々出ていたりとか(下にamazonへのリンク張っておきました)、Kickstarterでこんなのも出てきている様です。Kickstarterのは時針が十字になっており分針もない潔さですね。デザインがイマイチなのが惜しいですが。どれも基本メカ構造は現行機械式で出来るのでそう高くなく作れるのが良いですね。

    

Amazonをうろうろしてたらこんなのも見つけました。これも安くて結構まともです。意外とこの時刻表示手段の時計は最近多々出てきていたのですね。


以上、SANDOZのDuplex及びその他の同様の時計のご紹介でした。

2019年6月15日

Marumanのカレンダー内蔵ベルト

マルマンの1970年代のカレンダーを内蔵したベルトです。下の画像の様にバックル部の窓に1ヶ月分のカレンダーが表示されています。月の変更は巻物状態で格納されているカレンダーの帯を上下にある小さいギヤを爪でチキチキ回して変更します。


普通のバックル部とそう厚さは変わりませんが、バンドとしての長さ調整はできません。


カレンダーの最初の部分。71.4〜72.10とあります。何故に4月からなのでしょう?新学期や入社時期に合わせての発売だったのでしょうか?で、10月まであるのは物理的に巻くことのできる紙の長さの限界まで延ばしたからでしょうか?


カレンダー終わりの部分。「つぎのCALENDARにおとりかえください。」とあります。なんとカレンダー部は別売されていたのですね。


背面。開けてませんが、きっとここをマイナスドライバーなどで開けて交換するのでしょう。


窓部は結構カマボコ状に出ています。wena wristもびっくりです。


で、このベルトがついていたのはシチズンのこの時計、SEVEN STAR Custum Deluxe。黒ベースにオレンジx夜光の組み合わせが針とインデックスでお揃なお洒落さんです。ベルト目的での購入でしたが、時計部もかなり良かったです。


特殊な形のラグですので、このベルトがオリジナルである可能性は高いのですが・・・


この時計にこのベルトが似合っているかと言えばイマイチな気もしますし、


このカレンダー内蔵バックル部自体がこのベルトのものかも確証はありません。もともと普通のバックル部だったこのベルトにこのマルマンのバックル部を移植した可能性もあります。シチズンがマルマンにOEMで作ってもらったにしてもMarumanロゴの入った製品は出しそうもありませんし。そもそも1コマが大きいこのベルトでバックル部で長さ調整できないのも辛いですし。。謎です。


で、下は一緒に撮影した、昔買った同様にカレンダーを内蔵したエクステンションベルトとウオッチバンドカレンダーです。


更に下は以前にアップした、昔腕時計展を開催した時に私が作って販売した「西暦2101年1月のカレンダー(2100年まで完全無修正カレンダー内蔵の腕時計シンクローナ2100が2101年1月になった時に必要になるウオッチバンドカレンダー)」と「腕時計に自分の名前を付けることを可能にした世界初の画期的なネームタグ」です。


という訳で、製品としての真相は謎なMarumanのカレンダー内蔵バックル、その他のご紹介でした。